Singular VC
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パリ2区。Studio Vincent Eschalier は、金融企業のパリ初となる本社のインテリアデザインを手がけた。600㎡の空間は、自然光をたっぷり取り込む中央のガラス屋根を核に構成されている。

スタジオは、既存の構造がほぼない状態から、空間のボリュームを形作りつつ、視線の抜けやスムーズな動線を確保した。訪れる人に強い印象を与えるエントランスには、光を反射するアルミの彫り込みパネルを配置。プロジェクト全体にわたり、曲線のデザインが空間をリズミカルに彩り、直線的な建築と調和の取れた対話を生み出している。

キッチン、ティースペース、カジュアルなミーティングエリアを兼ね備えたハイブリッドなバーは、交流の中心となる。アーチ状のフォルムが、素材と空間の対話をさらに引き立てる。ウォールナットの木材、ダークファブリック、ポリミラー、ブラックカーペットが織りなす洗練された空間では、コントラストと光の反射がプロジェクトの優雅な雰囲気を際立たせている。